TSUKI(月)安田瓦は185年の歴史をもつ伝統的な瓦です。1200度以上の高温で焼成する「還元焼成法」を用いた吸水率が低く断熱性や耐寒性に優れた硬く丈夫な寒冷地仕様の瓦です。職人による手作業で丁寧に仕上げられた鉄色瓦と呼ばれるその独特な色とシワの表情が「月」のように見える事から「TSUKI」と名付けられたテーブルウェアは新潟県阿賀野市で製造しています。日本最北端の瓦産地であり、その優れた品質と機能性から主に雪深い日本の北部で採用され続けています。安田瓦特有の凹凸の表面はグリップ性があり、掴みやすく食材も滑りにくいため盛り付けも美しく演出できます。寸法:幅23.4 cm × 奥行12.2 cm × 高さ1.5 cm素材:陶器(安田瓦)備考:日本製安田瓦とは...安田瓦は天保年間(1830)から生産されたと云い伝えられ、一般商品として生産されたのは弘化4年(1843)からです。明治に入って国内各地の師団増設、兵舎の増改築が高まり、弘前旭川師団や新発田兵営の屋根工事を請け負うなど、大量の注文を機に焼成の気運が高まり安田瓦の真価が広く各地に認められ、官庁、学校等の公共物の需要によって栄えてきました。また、品質、強度、耐寒性にすぐれ、味わい深い鉄色の瓦は一般住宅・神社・仏閣の屋根を飾るにふさわしく、県内外の名刹に多く用いられてきました。弥彦神社の勅使館・絵馬殿を始め新潟市の旧県会議事堂・旧税関や北方博物館、近年では県知事公舎など由緒ある建物の屋根を彩っています。明治・大正時代は主として家内工場での手作りから遂次機械化し現在は最新鋭の設備のもとで操業し、トンネル窯の自動化・生産工程の省力化・投資効果をあげ消費ニーズに即する商品の質の向上と量産によるコストダウンに努め、合理的に生産しています。